先日、このしろ池の写真がないかとの問い合わせ。私の写真を探したら昨年撮った
ものに一枚入っていた。剣が峰を撮った時に偶々写っていたもの。
ここにはコノシロという魚が住んでいたという伝説があるが単なる水溜り、今では
荷揚げ用のブルドーザーの通り道になってしまっている。
お山開きから一週間、昨年同期比で吉田口登山者は1.5倍、弾丸登山は
自粛を呼びかけているにも拘らず1.8倍に増えているそうだ。
世界文化遺産になった影響は絶大と喜んでばかりはいられない。
富士宮口でも同様の傾向があるのではないだろうか。
富士宮口の山室もシーズン中の週末ほはとんど予約で埋まってしまっていると聞いている。
先日も電話でお客様から「弾丸登山は自粛しろと言いながら山小屋は満杯で泊まれませんて、
じゃあどうすれば良いんだ」とお叱りを受けた。
「日帰り登山はいかがでしょうか」と言ってはみたもののマイカー規制期間中の水ヶ塚駐車場
からのバスの始発は午前6時。荒神岩辺りから八合目と九合五勺から山頂の登下山時の
渋滞、剣が峰での写真撮影の待ち時間を考えると明るいうちの下山は難しいかも知れない。
富士宮口は昨年まででもオーバーユース、今夏は予想が出来ない事態、取り合えず
最盛期に入山料1000円程度いただこうと決めてある程度だが、本腰を入れて入山者数の
抑制に取り組まなければならないのではないだろうか。
今シーズン、世界文化遺産登録を見込んだ旅行会社等が早々に山小屋を押さえてしまった。
個人客が締め出されてしまう現状も対策が必要だと思う。
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