富士山にはハイマツがない、現在の富士山は約1万年前に形成された新しい山で
火山活動によってハイマツが入って来られなかったとの事だ。
私は富士山の五合目付近にあるのはハイマツだとばかり思っていた。でも、ハイマツに
見えたのはカラマツかゴヨウマツなのだそうだ。森林限界付近は風が強いのでカラマツが
矮性化されて上に伸びずにまるでハイマツのように横に這って伸びている。
北アルプスで登山者が増え雷鳥の絶滅が危惧されるとの理由から雷鳥の生息場所を
他にも作っておこうと昭和35年に白馬岳付近で捕獲した雷鳥を富士山へ放したそうだ。
ハイマツの中へ巣を作るという雷鳥をハイマツのない富士山へ放つというちょっと乱暴と
思われる話だったが、一時はその雷鳥が溶岩とハンノキで巣を作って繁殖したのが
確認されたとのこと。約十年間生き延びた雷鳥はその後目撃出来ず絶滅したとされてきた
が、平成に入ってから目撃したという情報が複数件あるそうだ。
もし、雷鳥が現在も生存していれば奇跡。
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