ヤナギラン
表富士宮口の六合目と新七合目の中間、御中道の下に今年もまたヤナギランが咲いた。
毎年月遅れのお盆前に咲き始める。無機質の富士山の山腹にピンクの花は一際目立つ。
葉がヤナギに似ていて花をランにたとえたことからこの名前が付いたそうだ。パイオニア植物
のひとつで他の植物が育成すると群落は絶えてしまうと言われるが何とか生き残って欲しい
ものである。
今年の富士山はツアー登山など団体登山が多い。その登り方に一言。
富士山の登山道は登りと下りが同じルートで狭い所が何箇所かある。団体登山がその狭い
登山道を40人・50人場合によっては100人が登り優先とばかり一団となって悠然と登る。
なので、下りの人はその一団が通り過ぎるまで一歩も動かないで待っていなければならない。
団体は10人程度ずつの班を編成し班と班の間隔を空けて歩くべきである。
そうすれば狭い道は交互通行が出来て混雑が少しは緩和される。
一昨日、登山者はそれ程多くないのに八合目下や九合五勺から山頂までの一部は渋滞
していた。登山道が狭いのが一番の問題だが、その狭い道を少しでも上手く使う方法を
ツアー会社やガイド、リーダーの皆さんにも考えてもらいたいと思う。
登り優先は権利ではなくあくまで譲り合いの精神から来ている事を忘れないようにしたい。
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