先日、鎌倉へサイクリングに出かけた。その時に鎌倉五山という文字を随所に見かけた。
仏教界には五山制度があって富士山にも富士五山があるのだそうだ。
富士山の六合目山室跡、ヤナギランが咲いている直ぐ東側に写真の石碑がある。真ん中に
南無妙法蓮華経と書いてあり、観光ガイドボランティアの方より富士宮市野中
にある大泉寺によって建てられて物だという話を教えていただいた。なので
大泉寺は富士五山の一つだと思っていたが富士五山は上野大石寺、北山本門寺、
下条妙蓮寺、小泉久遠寺、西山本門寺の五つだそうだ。日蓮の没後、六人の高弟が
跡を継いだがそのうちの一人である日興が考えの違いから身延山を降りて富士宮市に移住、
大石寺を建立した。その日興や弟子によって建てられたのが富士五山だそうだ。
21日付けの岳南朝日新聞によると幕末に大泉寺の上人が祖師堂を建立し日蓮上人像を
祭ったとの事。明治維新後の廃仏毀釈運動の際もいち早く日蓮上人像を大泉寺に持ち帰り
難を逃れたそうだ。現在は大泉寺の位牌堂に祭られている。
その祖師堂の前に建っていたのが写真の石碑、題目宝塔と呼ぶとの事。
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