今日は仕事を休んで富士砂防事務所へ薪用に伐採木を貰いに行って来た。
砂防事務所では時々、工事のために伐採した雑木をHPなどで希望者を募り
無料で配布してくれる。今回は定員60名のところ90人くらいの希望者があったとか。
田貫湖から真正面に見える大沢崩れ、規模は長さ2.1km、最大幅500m、深さ150m
に及ぶそうだ。約1,000年前に始まった大沢崩れは現在も毎年20万立方メートルの
土石が崩れ落ち、崩落速度は次第に早まっているとの事。
この崩落した土石は集中豪雨や台風などで土石流となって大沢扇状地を襲い
田畑や民家に被害を与えながら扇状地に堆積する。次の洪水で一部が流れ出し
下流の潤井川に流れ込む。
今回の伐採木はその土石を潤井川に流れ込ませないように沈砂地を整備する一環
として伐採したもの、発生した土石流を沈砂地内で拡散・堆積させ下流への土石流
被害を防止するための施設を作るのだそうだ。この薪は心して焚かなければ。
PR