10日付け静岡新聞の朝刊に富士山の遭難が多発しているとの記事。
8月8までに23件の遭難事故が発生、前年同期に比べ7件の増加と
ハイペース。そのうち40代の単独登山が9件、遭難の原因は転倒と
発病が各6件、道迷いと疲労が各5件、落石が1件だそうだ。
日本で2番目に高い北岳や3番目に高い奥穂高岳に登る人で山登りは初めてと
いう人はまずいない。ところが日本一の富士山は、山なんて登ったことがない、
山登りはこれが最初で最後なんていう人が大勢来る。なので、近所のパチンコ屋へ
でも行くようなつもりで富士山に来ちゃう人もいるので準備不足、体力不足、
おまけに危険がいっぱいの山へ行くという覚悟が不足している人もいる。
疲れすぎちゃって動けない、暗くなって懐中電灯がないので下れない等でも
ケータイから気軽にSOS、救助隊に救助を要請する例もあるとのこと。
110番通報で救助を求めながら、救助隊が現場に行くのに「4~5時間掛かりますよ」
と伝えると「じゃあ自分で下りる」と言う遭難者も現実にいるそうだ。
山は自力で登って自力で下るのが基本、それが出来るだけの準備・体力・覚悟が
必要だという事を肝に銘じて登りたい。
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